アートとは
随分前のことになるが、昨年12月、雑誌「WIRED」が主催するカンファレンスに参加した。 wired.jp 終日イベントのうち午後は「Sci-Fiプロトタイピング」ワークショップの方に参加していたので、その間聞き逃したトークセッションを、今更ながら少しずつアーカ…
私が好きな美術館トップ3の中に入る美術館のひとつが、森美術館。 常設展示を持たず、企画展に特化した美術館としてはさすがというべきか、毎回企画展がものすごく面白い! 特に、現代アートや建築に強い印象があって、私の好みドンピシャの美術館なのだ。 …
ダリ、マグリット、タンギー・・・しばしばシュルレアリスム絵画として分類される画家たちの絵を見ていると、思うことがある。 それは、私たちが思考するとき、そこには果たしてどんな「風景」が広がっているのか?ということだ。 そもそも、思考や精神とい…
アートで、私たちは何ができるか。戦争、テロリズム、天災、人種差別、性差別、ヘイトクライム、経済格差・・・9.11に代表される同時多発テロ事件、そして3.11を経て、社会の変容の只中にある今の時代のなかで、つくるということ、表現するということ。それ…
先週末、最終日のオットー・ネーベル展に駆け込みで行ってきた。 少し遅くなってしまったが、色々と学ぶことが多かったので、備忘のために考えたことを書き留めておこうと思う。 www.bunkamura.co.jp 「知られざるスイスの画家」とポスターにもあるように、…
実はわたくし、特技は文章を書くことだけれども、本当は絵を描くことに憧れています。 しかも、アートが好きなくせに、本業は全然関係のないシステムエンジニアをやっています。 こんな支離滅裂な人間なので、時々自分の「できること」「したいこと」「向い…
今よりもっと五感や感性で小説や絵画を楽しんでいた頃は、漠然と、「奥行き」のある作品だなあ、と感じることがよくあった。 しかし最近は、職業病というのか(といっても相変わらずアマチュアなのだけど)、表現技法とか着眼点なんかについつい目がいき、そ…
東京で開催されている美術展に行くと決まって、芸術作品の見方について考える。 絵画をいかに解釈するかとか、どういうふうに鑑賞するべしとか、そういう頑固親父みたいな説教を垂れるつもりなのではなくて、「絵を見る場の様子や雰囲気って、どれほど鑑賞者…
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 本年も、週一くらいのペースでゆるゆると更新してまいりますので、よろしくお願いします。 さて、ということで、休みボケから重い腰をあげて、年明けにさっそく行ってきた美術展の所感をば。 www.mori.a…
Merry Christmas! さて、クリスマスの今日、九州の実家にいる叔母から素敵なプレゼントが届いた。 叔母はとても料理が上手で、自家製の味噌やお菓子などが詰め込まれた段ボールを時々送ってくれるのだが、今回はその中に、とびきりのプレゼントがまぎれてい…
昔から、本を読むのも書くのも好きだ。 それと同じくらい、アートも大好きだ。 絵画や彫刻、インスタレーション、音楽、ダンス、デザイン、ファッション、建築に至るまで、”Artistic”と表現でき得るものなら何でもワクワクしてしまう。 私はもの書きという領…